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カテゴリ:確定申告
  • 【3】所得税のしくみ 103万? 130万?
    [ 2008-02-19 18:29 ]
  • 【2】 んで 誰が申告するの? 私しなくちゃだめ?
    [ 2008-02-19 18:27 ]
  • 【1】 確定申告とはなんぞや?
    [ 2008-02-19 18:25 ]
【3】所得税のしくみ 103万? 130万?
■所得税の仕組み

収入からどのように税金が決まるのか、簡単に計算式を記述します。

  1. 所得 = 収入 - 経費(控除)

  2. 総所得金額 = 所得 - 損益通算および繰越控除

  3. 課税総所得金額 = 総所得金額 - 所得控除

  4. 算出税額 = 課税総所得金額 × 累進税率

  5. 納付税額 = 算出税額 - 税額控除

ちょーっと難しいですね。今回取り上げるのは課税総所得金額までです。

所得っていうのは、実はその種類によっていろいろあるんです。

お給料だったら 給与所得
懸賞があたったりしたら 一時所得
事業ではない講演料は 雑所得
などです。

これらはまず別個に計算しないといけません。上記の1番ですね。
それらを損益通算(ようするに足し算です)して、さらに前年度から繰り越された損失などを引いて
総所得金額を求めます。これが2番

それぞれの所得を計算するには、
控除という言葉を知っておかないといけません。

■控除とはなんぞや?

収入から税金を計算する前に、いろいろ君達事情ありそうだから、
この分は”儲けの数値”から差っぴいていいよ(儲けを見かけ上少なくしていいよ)、
というのが控除額です。

  収入ー控除=所得 となります。

所得税というのは基本的に”儲け”から計算されるので、
控除が大きいほど計算上の儲けが少なくなり、税金が安くなるっていうスンポーです。


◆給与所得=収入ー給与所得者控除

例えば給与所得者の
給与収入が162.5万円以下だと 65万円の控除が受けられます。

◆事業所得=事業収入ー必要経費

◆一時所得=一時的な収入ー必要経費ー特別控除(50万円)

ざっとこんな感じです。
このほか、利子所得、配当所得、不動産所得、退職所得、山林所得、譲渡所得、雑所得など、
それぞれ計算が違ってきます。必要になったらその都度調べるか専門家に聞くと良いでしょう。


■課税総所得とはなんぞや?

所得を合算すると、総所得金額が出ます。
こっからまたさらに、いろいろ君達事情ありそうだから差っぴいていいよ、
てのが所得控除額です。
これを引いて、初めて課税総所得が算出されるわけです。

課税総所得が0以下であれば、納める税金も0なわけですから、
確定申告も不要となってくる。

つまり確定申告が必要かどうかは 課税総所得があるかどうか ということになります。


◆基礎控除 38万円

無条件で38万円差っぴいてくれる控除額です。

つまり、タダの学生がコミケで儲けた額が38万円以下であれば
申告は不要ということになります。

あれ?学生は130万とか聞いた気がするんだけど・・・?
それはアルバイトなど、特定の場所からお給料を貰ってる人の場合です。
上記に加えて給与者控除と勤労学生控除 が含まれているからです。

◆勤労学生控除 27万円

以下の3つの用件に該当する場合控除が受けられます。
・給与所得などの勤労による所得があること
・総所得金額が65万円以下
・特定の学校の学生や生徒であること(高校や大学や専門学校など)


学生(のバイト)は130万円まで稼いでも税金取られないよ(確定申告も不要だよ)ってのは、
こっから来てるわけです。

仮にバイト代が130万だとしましょう。

給与所得は 130ー65=65万円

他に所得がなければ、総所得金額65万円
すると勤労学生控除(総所得金額65万円以下)に該当しますから、

課税総所得 = 65-27-38(基礎控除)=0

で、税金は取られませんよ(確定申告不要ですよ)てことになるのです。

もちろんお給料を貰ってない場合は65万円分は適用されなく、
さらに学生でなければ27万円分は適用されないので注意です。


■あれれ? 103万って聞いたんだけど・・・?

パートやアルバイトで103万円を超えないようにシフト組んでとか、
言われたことないでしょうか?

この103万円というのは、
扶養する人(一般的にはお父さんですね)の扶養から外れますよという目安の金額です。
また配偶者控除の適用対象も同額です。

扶養ってなに?
お父さんは家計を支えるわけですから、
扶養親族(養われる人=収入がない人)が居る場合は、
一家を支えるお父さんの税金をお安くしますよ という制度です。
このお安くしますよ にあたる部分が扶養控除と言うわけです。

◆一般扶養控除 38万円
◆特定扶養親族(16歳以上23歳未満) 63万円

などが該当します。
お父さんの課税所得を計算する場合↑だけお得になるってことです。

で、この扶養親族に該当する用件というのが、

・納税者本人と生計を一にしている
・総所得金額が38万円以下

となっています。

つまり、103万円というのは
103万ー給与所得控除65万円=38万円 というラインなのです。

これは総所得金額(所得控除をする前の金額)ですから、
103万円を超えてしまうと、学生であってもお父さんの扶養から外れてしまいます。

また配偶者控除もほぼ同じ計算です。

◆一般の控除対象配偶者 38万円
・生計を一にしている
・総所得金額が38万円以下

配偶者とはここでは奥さんのことです。
奥さんも103万円を超えて働いてしまうと、
お父さんの税金計算上配偶者控除が使えないので、お父さんの税金が増えるというわけです。
奥さんの場合学生でなければ、勤労学生控除は受けられませんから、
103万円以上から税金が発生してしまいます。

つまりまとめると

・奥さんの場合
給与収入103万円以上で夫の控除対象配偶者からはずれる。税金発生

・被扶養者(学生)の場合
給与収入103万円以上で扶養からはずれる
給与収入130万円以上で税金発生

ということになります。
by sepiela | 2008-02-19 18:29 | 確定申告
【2】 んで 誰が申告するの? 私しなくちゃだめ?
■んで、誰が納める必要があるの?

さて、確定申告が大事だというのは分かったけど、
私は申告した方がいいの? しなくていいの?
やや、ややこしいですが。一つずつじっくり見ていきましょう。

◆サラリーマンの場合
サラリーマンの場合は基本的に全部会社がやってくれますが、
以下の方は確定申告をする必要があります。

・副収入が20万円以上ある人。
・給与収入が2000万円以上ある人。
・給与を2ヶ所以上から受けている人。

例えば会社行きながら、週末ヤフオクで転売して儲けてたとしましょう。
ヤフオクの”儲け”がトータル20万以上の場合になったら申告が必要です。

◆株や先物をやってる人

株式の源泉徴収の特定口座を開いていて且つ”勝ってる人”は、
申告の必要はありません。証券会社が勝手に税金を源泉徴収してるからです。

問題は負けてる人です。

負けてる人は、確定申告をすることによって3年間負けを繰り越すことができます。
これは証券会社はやってくれません。

また複数の証券会社で取引を行っていて且つ、
一方の証券会社では勝っていて、一方の証券会社では負けている人も同じです。
同じ「株取引」というカテゴリーであれば、損益は通算できます。
ただし、株と先物などは通算できません。

今年、株取引が上手くいって去年の負けを取り返したとしましょう。
確定申告していなければ、今年の税金は今年の税金として取られるだけです。
昨年の確定申告をしていて且つ今年の確定申告をすると、今年の勝ち分が前年度の負けと相殺されて、
証券会社に徴収された税金が、還付金として戻ってきます。
(実際のトレードはプラマイ0なわけですけどもw)

また先物取引をしている方。
先物取引には源泉徴収の特定口座がないので、自分で申請する必要があります。

◆別に会社員でも自営業者じゃないけど、そこそこ儲けてる人。

例えば学生で、コミケで儲かっちゃった人。 とか、
アフィリエイターしてみたら、予想外に売上が上がっちゃった人、
あとアルバイトやパートなどで、源泉徴収をしてくれないところで勤めてる方。
なんかは申告する必要があります。

では、どのくらい儲けたら申告する必要があるのでしょうか?

今まで”儲け”という言葉を使ってきましたが、
もっと専門的な用語でいうと、これは所得といいます。

所得というのは超簡単に言うと

売上(収入)ー経費(控除)=所得 となります。

つまり所得税というのは、所得に対して課税される税金というわけです。
売上ではなく”儲け”というところに注意してください。
この所得がある一定の額を超えると税金を納める必要が出てきます。
具体的には「課税総所得」があるかどうかというのがポイントです。

それにはいくつかのプロセスがあるので見ていきましょう。

続く
by sepiela | 2008-02-19 18:27 | 確定申告
【1】 確定申告とはなんぞや?
この記事は、確定申告とはなんぞや?
やり方がさっぱりわからないという超初心者向けです。
確定申告3年目の一応ファンナルシャルプランナーの起業家?が適当に解説します^^
現在のところ白色申告が対象です。
青色申告は出来るようになったら(おそらく来年の今頃にはw)記述していきたいと思います。

■確定申告とはなんぞや?

そもそも確定申告とはなんでしょう?
言葉は聞いたことはあるけど、意味がわからない。
なんでそんなことしなくちゃいけないのか分からない?
そんな人も居るんではないでしょうか? 数年前の僕もそうです。

でも、賢く申告すれば、収めすぎた税金が戻ってくる可能性もあるので、
バカにはできません。

確定申告とは簡単に言うと、昨年”儲け”がこんだけ出たので、
こんだけ税金納めます、と自分で申告する方法です。

確定申告に入る前に、日本の税制についてちょっぴり話しておきます。


■申告課税と賦課課税

確定申告では主に、所得税、事業税、消費税、贈与税の申告を行います。
これらの税金は、決してお国が、

「あんた去年これだけ働いたからこんだけ収めなさい」

とは言ってくれないのです。

言ってこないからって払わないで居ると、そのうちバレて「追徴課税」をされ、
結局余分に税金を納める羽目になります。
悪質だと、もっととんでもないこと(刑事罰とか?)にもなりかねません。

なので、”儲け”を適切に申告して、こんだけの税金を納めますよと届け出て、
ちゃんとそれを納税することが大事なのです。

これを申告課税方式といい、去年の「確定した儲け」を「申告」することを
確定申告というわけです。

あれ?俺会社で働いて稼いでるけど申告してねーぞ?
うちのお父ちゃん申告してないぞ?という人もいるでしょう。

それは会社の経理担当の部署がまとめて申告しているので、
会社員は申告しないでいいのです。

そういう方は、会社側が税金がこれくらいになるだろうと予想して、
”月々余分に”徴収しています。そして、一般的には年末にその年のお給料が確定するので、
年末調整を行って、徴収しすぎた分をお給料として戻すのです。

ちなみにこれは所得税のお話です。
所得税の計算は1月1日から12月31日までの儲けを対象とするので、
年末に調整が行われるのですね。

さて、ここでは私の経験を元に解説していくので、
事業税は省きます。 というのは個人事業主が所得税の確定申告を行う場合、
一般的に事業税の確定申告は不要だからです。

また贈与税についても省きますw
贈与税は年額110万円の基礎控除があり、基礎控除を超えた額を
譲り受けた場合でなければ申告が不要だからです。
毎年109万円ずつ貰っても、申告不要です。課税されません( ̄ー ̄)ニヤリ

さらに消費税についても省きます。
ここで言う消費税の申告とは、
小売業者などお客さんから消費税を徴収しているお店側が申告する場合です。
また消費税の課税取引が1000万以上ある人のみです。

さて、以上が申告課税です。

確定申告は 所得税の申告がメインになるので、詳しくは次回からのんびり解説します。
今回は概要だけ知っておいてください。

それに対して、賦課課税と言って、
「お前所得がこんだけあったんだから払えやごらぁ」という税金もあります。

それが 住民税 です。

住民税は確定申告したときに算出された所得を元に計算されて、
お役所から納付用紙が送られてきます。
by sepiela | 2008-02-19 18:25 | 確定申告